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【惣菜店】開業の流れや開業資金について解説


主婦の仕事を持つことが多くなり、外食と家で作る食事の中間の中食の需要が高まっています。スーパーでも手に入る惣菜ですが、やはり町の商店街のお惣菜屋さんは今でも根強く人気が高く、忙しい主婦や一人暮らしの人にとても重宝されていて、これからもその人気は衰えることはないでしょう。

今回は、惣菜店での開業について解説していきます。

惣菜店開業にあたっての必要な手続き

惣菜屋を開業するためには出店予定地域の保健所から飲食店営業許可を受ける必要があります。スケルトン状態から店舗を設計する場合は、地元の保健所に確認しながら、飲食店設計に詳しい設計事務所・工務店に依頼するとよいでしょう。

また、食品衛生法では、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。食品衛生責任者となるには、調理師、栄養士、製菓衛生師等の資格が必要ですが、資格者がいない場合、保健所が実施する食品衛生責任者のための講習会を受講すれば、資格を取得できます。

一般の開業手続きとして、個人であれば税務署への開業手続き等、法人であれば、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをします。

開業資金の準備

惣菜店の開業資金は導入する設備や営業形態によって異なります。 店舗の規模・設備などにより差はありますが、300万~1000万円が開業資金の相場です。店舗の内装・外装や材料費、宣伝費などにコストが発生します。

開業資金をどこから調達すればいいのか?

開業するにあたり、自己資金、いわゆる貯金だけで開業できればいいですが、なかなか日々の生活費なども考えると難しい所です。では自己資金以外でどこから調達すればいいのでしょうか?

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、2008年10月1日に、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4つの金融機関が統合して発足した100%政府出資の政策金融機関です。全国に支店網があり、固定金利での融資や、長期の返済が可能など、民間の金融機関より有利な融資制度が多く、設立間もない法人やこれから事業を始めようとする人であっても、融資を受けやすいのが特徴です。

一般的な中小企業に関係する事業は、国民生活事業になり、国民生活事業は事業資金の融資がメイン業務で、融資先数は88万先にのぼり、1先あたりの平均融資残高は698万円と小口融資が主体です。融資先の約9割が従業者9人以下であり、約半数が個人企業です。サラリーマンには馴染みではないですが、理由として、銀行のように口座はなく、貸付のみだからになります。

創業者向け融資制度である「新創業融資制度」や認定支援機関の助言があれば無担保・無保証、金利が安価になる「中小企業経営力強化資金」という融資制度がお勧めです。

信用保証付の融資

「信用保証協会」という公的機関に保証人になってもらい、民間の金融機関から融資を受ける制度です。貸倒のリスクを信用保証協会が背負うので、実績のない創業者が民間金融機関から融資を受けることが可能となります。万が一返済が不可能になった場合は、信用保証協会が代わりに金融機関に返済し、その後債務者は、信用保証協会に借入金を返済することになります。信用保証協会は全国各地にあり、地域ごとに創業者向けの融資制度を設けています。また独自の融資制度を設けている自治体も多くあります。

手続きの手順としては、信用保証協会に保証の承諾を受け、金融機関から実際の融資を受けるという流れになります。また各自治体の制度を利用する場合は、自治体の窓口を経由することになります。

親族、友人・知人からの借入

親族・知人から借入をする際には、その人の好意でお金を借りることになります。先々トラブルにならないようにしっかりとした取り決めをおこなっておくことが重要です。いくら近い間柄とは言え、お金を貸す側の心理としては複雑なものです。また、後々トラブルになりやすい資金調達法でもあるため、甘えてしまわないよう入念な説明と借用書などを交わすなど、お互いが納得のいく取り決めをしっかりとしておきましょう。

その他注意点として、金額によっては贈与税を納めなくてはならないので、実施する場合は、贈与とみなされないよう書面(金銭消費貸借契約書)を作成したほうが良いでしょう。また、利息など契約内容も明確にし、返済は銀行口座を通じたり、領収書をもらうなどして、証拠を残したほうが良いでしょう。

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惣菜店 開業の流れ

惣菜店 開業の流れは以下になります。

  • ①開業資金を集める
  • ②物件取得
  • ③内装工事
  • ④販売する料理・価格・仕入
  • ⑤人材採用・育成
  • ⑥宣伝
  • ⑦開業

①開業資金を集める

開業資金の少なくとも300万程度は貯めておきましょう。足りない資金については、家族から借りたり、融資を検討しましょう融資については、金利が安価で無担保・無保証で借り入れできる日本政策金融公庫からの借り入れを検討しましょう。

②物件取得

物件探しについては、インターネットなどから情報を得るだけでなく、街を歩いて、有望な物件を探すと良いでしょう。そして、めぼしい物件が見つかったら、その物件について、徹底的に調べましょう。

メインターゲットである主婦層や昼間/夜間の交通量、土日/平日の交通量をチェックすることはもちろん、近くのお店や歩いている方にお箸を聞いて、「惣菜を買っていただけるターゲットとなる顧客」が通る場所であるかどうか、しっかりとチェックしましょう。

③内装工事

惣菜は派手でかっこいいデザインが要求されるお店ではありませんので、シンプルで清潔感が感じられる内装/外装にすると良いでしょう。遠くからでも、惣菜屋であることがわかるような明るく、いかにも美味しそうなデザインにしましょう。

設備、厨房機器については、最初から、新品を買う必要はありません。中古品で問題なければ、中古品を主に揃えるようにしましょう。工事については、複数の工事業者に見積もりをとってから、最終的に良心的な価格の加工事業者に任せましょう。

④販売する料理・価格・仕入

販売する惣菜料理を決定しましょう。(お弁当を販売する場合はお弁当のメニューも作成すること)。まずは、揚げ物・炒めもの・煮物・サラダなど、定番の惣菜のメニューをひと通り準備すると良いでしょう。ありふれた料理だけではお客さまは惹きつけられませんので、他では置いていない独自の創作料理も提供すると良いでしょう。

価格については、世間相場に合わせて、高すぎない、安すぎない価格にすれば良いでしょう。最初から極端に安い値段で提供することは絶対に避けてくださいね。値引きは経営を苦しめる一番の原因になりますので、なるべく値引きはしないようにしてください。

⑤人材採用・育成

アルバイトやパートが必要な場合は、採用・教育を行いましょう。なるべく早めに求人募集をし、接客方法や調理補助について、開業前から徹底して教えるようにしましょう。

⑥宣伝

お店は宣伝をしなければ、お客さまは集まりません。ポスティングなどで近所にチラシを配布したり、ホームページ作成&ブログ&Facebookなどを使って、お店の宣伝をしましょう。今時のやり方では、Instagramを使って「インスタ映え」する商材をアピールすることも大切になってきます。

⑦開業

①~⑥までのの準備が整ったら、いよいよ、惣菜屋の開業になります。自分自身の努力も必要ですが、地域のコミュニティやイベントには積極的に参加して、お店と顔を売るように心がけていきましょう。

ライバルはコンビニ?手間をかけたメニュー開発に拘ろう!

惣菜店の近くには必ずといってコンビニエンスストアがありますが、コンビニとの競争に勝つためには、手間をかけたメニュー開発に拘っていくことが大切です。家庭料理や郷土料理など、こだわりメニューを開発して差をつけ、地元の特産品や季節感を出した食材でお客様を飽きさせない工夫は必要です。

まとめ


いかがでしたでしょうか?コンビニや百貨店に出店している惣菜店は、味も美味しく、リーズナブルな値段でも提供しています。あなたの惣菜店はこれらの惣菜店よりも、更に上を行く味を提供しなければなりません。地域NO.1だと自信を持って言えるほど、美味しい味の惣菜を提供するようにしましょう。そして自ら事前の市場調査を綿密に行ない、顧客ターゲットをよく把握して地域に密着した経営を心がけましょう。

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