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飲食店を住宅街に出店するメリット・デメリットについて解説


新型コロナウイルスの影響は現在も続いており、ウィズコロナに合わせたサービスや業務形態にシフトチェンジしている業界がほとんどです。その中で従来人気だった繁華街やビジネス街ではなく、住宅街への出店する店舗に注目が集まっています。

そこで今回は、飲食店を住宅街に出店するメリット・デメリットについて解説していきます。

住宅街への出店はチャンス!?

コロナ禍をきっかけにテレワークが浸透し、都市部ではオフィスを縮小する動きも加速。オフィス街でのランチ需要が減少するとともに、忘年会や歓送迎会などの宴会需要も低迷が続いています。

その一方、プライベートな外食に関してはコロナ禍前と変わらず安定した需要があり、単身者や少人数世帯の毎日の食事、週末の家族での外食機会は減っていません。そうした経緯から、手堅いプライベート需要に焦点を絞り、住宅街などの郊外に飲食店を開業する動きが活発になっています。

【基礎知識】住宅街の種類と特徴について

一口に住宅街といっても、そこで暮らす層はエリアによってさまざまで、どんな飲食ジャンルが向くのかも変わってきます。ここでは住宅街の種類として4つを挙げ、その特徴や適しているといわれる業種・業態をご紹介します。

新興住宅街

比較的新しく造成された新興住宅街には、若いファミリーやカップルが多く住む傾向があります。ファミリー層が好むキッズスペースや個室のあるレストラン、子育て中の主婦層が好むカフェやスイーツ店のほか、単身者や夫婦だけの世帯向けにデリショップ、おしゃれなバーやビストロなども適しています。

成熟住宅街

新しい住宅が建つ場所がなくなり成熟した住宅街には、40〜50代が多い傾向があります。落ち着きのある喫茶店や、高齢化が進む成熟住宅街であれば、和食店やデリバリー専門店などもおすすめです。

単身者住宅街

一人暮らしの学生や社会人が多く暮らす単身者住宅街は、外食やテイクアウトの需要が高く、一人で気軽に入れる店やテイクアウトメニューが充実した店が好まれます。ファストフードやラーメン店、そば・うどん店、定食店などがおすすめで、一人焼肉・一人しゃぶしゃぶなどのおひとり様専用店も。学生街であれば、安さと量が売りの飲食店にするのもよいでしょう。

しかし、単身者住宅街(特に学生街)は、新興住宅街や成熟住宅街とは違って住民の入れ替わり頻度が高く、せっかくできた常連客・リピーターが突如去ってしまう可能性も。また客単価も低い傾向にあるため、店の回転率を上げたり、利益率の高いメニューを開発したりする工夫が必要です。

高級住宅街

高所得者層が多く暮らす高級住宅街。金銭面に余裕のある人が多く、外食の利用頻度も消費単価も高い傾向にあります。隠れ家的な個室フレンチなど単価の高い飲食店も受け入れられますが、高級住宅街に溶け込む雰囲気や高単価に見合うだけのクオリティ、サービスも問われることを理解しておきましょう。

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飲食店を住宅街に出店するメリット

初期費用もランニングコストも抑えられる

賃料は抑えられるので、出店のための初期投資もその後の固定費も低く抑えることができます。その分、内装や仕入れ食材にお金をかけられるので、これは大きなメリットです。

競合店が少ない

繁華街と違い、激しい多店舗間の競争がありません。

近隣在住者の需要がコンスタントに見込める

昨今のコロナ禍ではオフィス街、都心の繁華街の飲食店は軒並み休業を余儀なくされました。そんなときでも住宅地の飲食店では近隣在住者の需要があり、むしろリモートワークが進めば需要増が期待できます。

テイクアウト、デリバリーの需要がある

コロナ禍で営業が制限されてもテイクアウトやデリバリーがうまくいった飲食店は持ちこたえることができています。特にデリバリーは配達網が進化してマーケットが拡大中で、住宅地への出店を後押しする要素となっています。

地域密着で多様な展開が考えられる

店が地域に定着していけば常連客同士のつながりが増え、地域コミュニティの場として機能するようになります。イベントの開催、多ジャンルの店とのコラボなどの多様な展開で地域に貢献しつつ事業基盤を強くしていけます。

飲食店を住宅街に出店するデメリット

人の流れが少なく「通りすがり」の来客が見込めない

オフィス街や商業地なら平日の昼と夕方、週末に多くの人出がありますが、住宅地の店舗では人通りが少なく、通りすがりでの来店機会は少なくなります。

グループの需要が比較的少ない

人と人が出会う場を提供するということは、飲食店が提供する価値のひとつ。大人数の集まりなどでは商店街や駅近の立地なら誰にとっても好都合ですが、住宅地は選択肢になりにくいでしょう。

従業員が集まりにくい

スタッフ採用の点でも住宅街の店舗は不利になります。住宅地で営業している飲食店は小規模で家族経営という例が多いようです。

住宅街に出店する際の集客方法

住宅街に店舗を出店する際の集客のコツについてご紹介していきます。

チラシやDMなどを配布

住宅街での集客には、チラシやDMなどの紙媒体の配布は有効です。繁華街と異なり、住宅街の店舗は地域に密着しています。そのため、店舗までの距離が近く来店してみようと考えたり、デリバリーサービスがあれば利用してみようと考えたりする可能性が高いです。また、住宅街在住の方の大半がご年配の方であれば、特にチラシやDMでの集客を行うと効果的です。

SNSでの情報発信

SNSでの情報発信は、住宅街に限らず、近年の集客では必要不可欠となっています。多くの店舗が活用しており、店舗の情報やサービスなどを随時発信しています。TwitterやFacebookなどさまざまなSNSがありますが、店舗においてはInstagramがおすすめです。文章と共に写真も投稿できるため、自店舗の料理や内装をより魅力的に発信できる特徴があります。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店を住宅街に出店するメリット・デメリットについて解説しました。

コロナ禍を機に一変した今の状況を踏まえると、手堅いプライベート需要に焦点を絞り、繁華街や駅前から離れた住宅街にあえて出店することはメリットが大きいといえます。ただし、繁華街や駅前と比べて通行量が少なく、大人数での来店はあまり期待できないといった懸念は拭いきれません。そうしたデメリットを補うためには、地域住民を中心とする常連客やリピーターを多く掴むことが不可欠です。地域住民が集うコミュニティの場として機能するようになれば経営も安定します。

これから飲食店開業を検討する方は、競合の少ない住宅街にあえて出店し、地域密着化を図るという手も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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