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【飲食店】水道光熱費を節約するコツとは?


飲食店は多く電力や水を使いますので、「水道光熱費」は非常に高く、毎月必要になるコストの中でもその多くを占めています。

そこで今回は、飲食店の水道光熱費を節約するコツについて解説していきます。

水道光熱費の経費の目安は?

飲食店店舗の規模や業態にもよりますが、飲食店を経営する場合の経費の目安は、人件費が売上の30%、家賃が7%、そして水道光熱費がおよそ5~7%と言われています。

麺類や魚介類を取り扱う場合は、麺をゆでたり洗うために水を多く使いますし、魚介類は洗ったりするのにかなり水を使うことになるため、水道代が多くかかります。照明器具にこだわれば電気代が高くなりますし、どの業種であっても加熱調理の際にはガス代が多くかかります。

電気代の節約ポイント

飲食店においては、厨房器具や空調、照明などに多くの電気を使っています。ただ節約しているようすをあからさまに見せてしまうのも、お店のイメージに影響を及ぼしかねません。ここは見えないところでしっかり管理していきましょう。

電力会社を見直す

近年は電力会社の自由化により、選ぶ電力会社によっては電気代が下がることがあります。特に沢山の電気代を使うと安くなる会社が多いので見直してみるといいでしょう。また、料金のプランも見直すと全体の電気代を節約することが可能です。

省エネ家電を使う

エアコンなどの家電は省エネ設計されているものがたくさんあります。通常の家電よりも高くなることがありますが、長年使うのであれば最終的には安くなることがほとんどです。店内に設置する家電は「省エネ」になっているものを選ぶようにしましょう。

厨房の電気代節約は冷蔵庫がカギ

厨房機器の中でもとくに電力の消費が多いのは、24時間稼働している冷凍・冷蔵庫です。光熱費の40%を占めると言われています。そして、その消費電力量を左右するのが、設定温度。「強」から「中」に変えるだけでも約10%の節電になります。

また、冷蔵庫の中に入れる食材等を7割程度にして庫内に余裕を持たせること、ドアのパッキンのメンテナンスを行うことなども、電気代の節約に関わってきます。冷気が逃げれば消費電力量が増えてしまうので、「ドアを開ける回数はなるべく少なく、時間は短く」といったルールを、スタッフの間で徹底しましょう。

照明はLEDに変更する

照明の電気代を節約するならLEDとよく言われますが、実際どのぐらいの節約になるのでしょうか。従来型の照明では、白熱電球や蛍光灯が使われていますが、LED電球の消費電力は、白熱電球に比べて約6分の1以下。蛍光灯タイプのLEDランプは、従来の蛍光灯と比べると2分の1以下になるといわれています。

従来型よりLEDの照明は価格が高く、工事が必要な場合もあり初期費用はかかりますが、耐久性にすぐれており、ランニングコストの面でもお得です。

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水道代の節約ポイント

調理や調理器具などの洗浄で、飲食店では水道水を大量に使います。もちろん、無駄使いしないよう水の勢いを弱める、小まめに蛇口をひねるなど日々の心がけも重要ですが、そうした積み重ねの努力以外にも、大きな節約効果が見込まれる方法があります。

水道料金の減免を受ける

地域によって細かい基準は違いますが、飲食店の業種によっては水道料金が減免される場合があります。例えば東京都の場合は「パン製造小売業」「そば店」「中華そば店」「民生食堂・大衆食堂」「大衆すし店」などが水道料金の減免の対象業種となっています。約10%程度減免されるので非常に大きな節約となります。

節水コマを取りつける

手軽に節水できるアイテムとして、「節水コマ」といったものがあります。蛇口の内部に取りつけた「コマ」が水をせき止めるため、1度に流れ出る水量を減らすことが可能です。水の勢いが弱くなるので蛇口を強くひねりたくなりますが、使い方次第では50%以上の節水効果があるそう。食器や調理器具の洗浄では、つけ置き洗いなどと組み合わせることで、より効果的な節約が叶います。

ガス代の節約ポイント

火を使う飲食店の場合、ガス給湯器やガスコンロなどの厨房機器が毎日フル稼働しています。そうした店舗において、熱伝導性の高い素材のフライパンや鍋を使うこと、調理に合わせた火加減を意識することなどは、長期的な節約につながるでしょう。また、ガスの契約業者を変えることで、大幅に節約できる可能性もあります。

給湯器を新しいものに変える

お湯をガス給湯器で使っている場合は、給湯器が古いとガス代が高くなる傾向にあります。自分のお店で使うガス給湯器の省エネ率はどのくらいか、契約会社に確認しておくといいでしょう。買い替えが必要になった場合はコストがかかってしまいますが、長期的に見ると変えたほうがお得になる場合もあります。しっかり計算してから検討しましょう。

プロパンガス使用なら、料金の見直しをしてみよう

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。もしプロパンガスを使用しているなら、使用料金を見直してみましょう。都市ガスよりもプロパンガスを扱っている会社は多く、値段もそれぞれ異なっています。他社との料金や、メンテナンスなどのサービス内容を比較してみると、最適な選択が可能になります。

まとめ


水道光熱費を節約する為には、従業員間の意識の共有と実践が大切です。まずは、現状でどのぐらい電気・水道・ガスを使っているのか、具体的なコスト数値や消費量のグラフなどをバックヤードに掲示するのも得策です。そして、節約のためにはどのような工夫をするべきか、従業員同士で話し合い、実践しましょう。

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