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【飲食店】防水工事の必要性について解説


飲食店を開業する場合は衛生面などに注意を払いますが、防水工事も衛生に関係しています。また、工事のタイミングも大切ですので、開業前に把握しておきましょう。

今回は、飲食店における防水工事の必要性について解説していきます。

そもそも飲食店の防水工事は必要なのか?

基本的には飲食店の防水工事は必要です。そして防水工事は外壁や屋根などだけでは不十分です。なぜなら飲食店に必ず設置している厨房も、防水工事の必要な箇所だからです。

厨房は水を大量に使用する場所でもあるため、排水管や排水溝などが破損してしまうとつまりや水漏れに繋がります。また、水漏れや排水設備の破損は、衛生面でもリスクがあります。たとえば厨房に長時間水が溜まり続けると、雑菌の繁殖やサビ、腐食などの可能性もあるため防水工事が欠かせません。

防水工事というのは、安全に経営を続けていく上での保険のようなものです。水漏れが発生する確率はとても低いのですが、100%水漏れを起こさない飲食店というのもありません。そう考えると、多少無理をしてでも開店前に防水工事をしておきたいところです。

防水工事にかかる金額

一般的に防水工事にかかる費用は100万円前後と言われています。厨房の大きさや形状によって多少の違いはありますが、100万円をプラスした予算で考えておけば、それほど大きくは外れないはずです。ちなみに工期は1週間くらいを見ておきましょう。それだけお店のオープンが遅れてしまいますので、最初から防水工事の期間も考えて開店スケジュールを立てるようにしましょう。

防水工事の種類

防水加工は主に3種類の方法が使用されています。

  • ウレタン防水工事
  • FRP防水工事
  • 塩ビシート防水工事

それぞれについて説明します。

ウレタン防水工事

ウレタン防水工事はウレタン樹脂製の塗料を塗布して乾燥することで防水層を作る工法です。ウレタン防水工事は価格の相場が4,000円~6,000円/㎡と他の工事方法と比較して安価な上工期も早く、既存のウレタン防水の上に塗り重ね工法をすることができ改修も簡単、建物の構造が複雑でも短期間でできるなどのメリットが多く、国内の防水工事の多くを占めている工法です。

一見メリットが多いですが定期的なメンテナンスの必要があり、結果としてメンテナンスに多大な費用がかかるリスクもあります。特にウレタン防水工事の中でも密着工法と呼ばれる工法では2~5年程度が寿命といわれているため、長期間運用したい場合は他の工法にする方が無難です。逆にテナントで数年だけ営業したい、という店舗なら安価かつ耐用年数も気にならないので向いている工法です。

FRP防水工事

FRP防水工事のFRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略で、ガラス繊維などで補強されたプラスチックのことです。FRPは強度、耐久性、成形性に優れるため船や水槽、自動車や屋根など、水に触れる多くの場所で広く使用されています。FRP防水工事はこのFRPの特性を生かして防水層を成型する防水工法です。

価格の相場が5,000円~7,000円/㎡と少しお高めですが、耐久年数が10~15年と長いメリットがあります。メンテナンスこそ必要ですが素材が丈夫で安定性が高いので幅広くお勧めできる工法です。塗膜の硬化速度が速いため、工期が短くなりやすいのも嬉しいポイントです。

塩ビシート防水

塩化ビニール樹脂製の防水シートを接着剤で張り付けたり、機械で鉄板に固定したりすることで安定した防水を可能にする防水工法です。非常に強力な防水工法で、値段こそ6,000~8,000円/㎡程度とお高めですが、耐用年数が非常に長く、接着剤式でも10~12年程度、機械式なら15~20年程と非常に長持ちです。

さらに、どちらの工法でも10年以上メンテナンスが不要なので、長期間営業を行う店舗では費用対効果が抜群といえるでしょう。難点は工法を行える防水業者が限られるため、業者探しに手間がかかってしまうことです。信頼できる紹介業者があれば頼るといいかもしれません。

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防水工事を行うときの注意点

ここからは防水工事を行うときの注意点について説明していきます。

防水工事経験豊富な業者に依頼する

防水工事は、業者によって対応方法や作業内容、技術力に違いがあります。また、慣れている現場にも違いがあるため、飲食店・厨房の防水工事の経験豊富な業者か確認しましょう。防水工事と一言で表しても、住宅の外壁・屋根・ベランダ、マンションの屋上など、さまざまな場所で必要とされる工事です。そのため業者によっては、飲食店の防水工事には慣れていない可能性もあります。

公式サイトがあればサイト内の施工事例を確認し、なければ直接問い合わせてみることをおすすめします。

居抜き物件では年数を確認する

防水工事をしている居抜き物件であれば、工事をしなくてもいいと思っている人もいるようですが、その防水は工事から10年以上経過している可能性があります。工事をしたばかりであれば問題ありませんが、ある程度時間が経過しているのであれば、防水工事を再度行うようにしましょう。そのまま利用する場合は、必ずテストを行って問題ないことを確認してください。

防水保証書を受け取っておく

防水工事は専門業者に依頼することになりますが、このとき重要なのが防水保証書の存在です。これは防水工事を行ったあとに、水漏れによる漏水が発生したときに、その損害を施工業者が賠償し、なおかつ漏水部分を補修するといったことを約束するためのものです。工事をやったらそれでおしまいというのではなく、工事後も問題ないということを保証してもらいます。

防水工事をするときには、必ずこの防水保証書を出してもらいましょう。防水保証書のない防水工事は、保険という意味では何もしていないのと変わりません。しっかりとした専門業者は必ず防水保証書を出してくれますので、そのような業者を選ぶようにしましょう。また、何年保証してくれるのかというのも重要です。飲食店の場合は、最低でも10年間は保証してもらうようにしましょう。保証期間が終わる前に防水工事を行うことで、常に保証されている状態を保つようにしましょう。

防水工事は開業前に終わらせる

防水工事は開業前に終わらせておきましょう。大掛かりな工事になるのでお店を開けたまま防水工事の作業をすることはできません。防水工事中は営業を中断しなくてはならないので、その間の売り上げが上がらないことも考えると開業後の防水工事はリスクが大きくなってしまいます。

複数社に見積り依頼する

防水工事業者の中には相場よりも安過ぎる・高過ぎるといった金額で、見積り作成するケースがあります。安過ぎる見積りは、作業内容を一部手抜きしている可能性もあるため避けましょう。また、高過ぎる見積りは、いわゆるぼったくりの可能性が高く悪質な業者といえます。

相場を確認する方法はいくつかありますが、相見積りも大切です。複数社に見積り依頼を行う方法のことで、工事費用を比較しながら相場を確認できます。

値段だけで決めない

防水工事で重要なのは「絶対に水を漏らさない」ということです。このためには多少費用が高くても腕のいい職人のいる業者に依頼しましょう。打ち合わせをしながら、この業者なら大丈夫だと感じ、なおかつ防水保証書を付けてくれる業者を利用してください。間違っても安いからという理由だけで業者を選ばないようにしましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、飲食店における防水工事の必要性について解説しました。

水漏れは絶対に起こるわけではありませんが、絶対に発生しないとも言えないトラブルです。発生してから慌てるのではなく、店舗を守るための保険だと考えて、必ず行うようにしましょう。

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